第12回日本ゲノム微生物学会年会開催に際して
第12回日本ゲノム微生物学会年会を2018年3月5日(月)~7日(水)の3日間、京都大学桂キャンパス内の船井哲良記念講堂(京都市西京区)にて開催できることを、誠に喜ばしく思います。
現在のシーケンス技術は生命現象や生態を理解するためのもはや基盤的ツールと言えます。塩基配列情報やその決定技術が、ライフサイエンス分野に多大な波及効果をもたらす一方、例えば、得られた配列情報の中に含まれる機能未知遺伝子の数も加速度的に増加しています。これらの内の、果たしてどの程度の遺伝子の機能が実際に解明されているのでしょうか?ゲノムの多様性から明らかとなった生命の多様な姿に関して、私たちの理解は未だ氷山の一角に過ぎません。本年会の開催による研究発表や交流活動を通じて、微生物の多様な生命活動について議論し、それらに対する理解を少しでも深めたいと考えています。皆様方の積極的な参加を期待しております。
今回の会場となる京都大学桂キャンパスは2003年に開学し、主に本学大学院工学研究科の研究・教育拠点となっています。桂キャンパスには、京都市の中心部(四条河原町)より阪急電鉄とバスを乗り継いで約35-45分で到着します。
また桂キャンパスの近くには、嵐山・桂離宮・苔寺などもございます。ご本人のみならず、非会員の方々も是非お誘い合わせの上、学会と年会の盛上げに御協力頂ければ、誠に幸いです。
第12回年会実行委員
年会長 跡見晴幸(京都大学大学院工学研究科)
学会長 仁木宏典(国立遺伝学研究所系統生物研究センター)